今週は出張で名古屋に行っていた。本当なら今週末で契約が切れて自由の身となるはずだったのに、諸々の事情で契約延長、しかも平日は名古屋でビジネスホテル暮らしをして、週末だけ家に帰ってくるという生活がしばらく続くことになった。俺の知らないとこでそう決められた。あと1ヶ月もこんな生活をするなんて耐えられないんだけど、今更やめるわけにはいかないし、一応派遣先の上司から信頼されて仕事を任されているから頑張らないわけにはいかないしなぁ。


 つか、出張先の会社があるのはリニモの始発駅なので混みまくり。金曜日から始まった招待客向けの内覧会とやらだけであの混雑ぶりだから、万博が始まると恐ろしいことになりそう。嫌だなぁ・・・。


■日本の高校生、7割が学校で居眠り 日米中3カ国調査
俺と弟はオーストラリア、ニュージーランドアメリカ、イタリアの4ヵ国で学校に通ったけど、生徒が授業中に居眠りをしているのは日本だけだった。向こうの学校で「日本では授業中に寝ている生徒がたくさんいる」と言うと、誰もがこの国ではそんなことは考えられないと言ってた。ゆとり教育がどうとか愛国教育がどうとか言う前に、熱心な教育者を自称する方々はそっちをどうにかした方が良いと思うんですけどね。


あと、マークシートで回答を記入するセンター試験とやらも変えるべきかと。俺が受けたオーストラリアの州統一の入学試験の歴史のテストは問題は全てエッセイ形式でわずか3問だけだったぞ。数学では計算過程も全て解答用紙に書くようになっていて、最後の計算結果が間違っていても解法が途中まで合っていれば点数がもらえる仕組みになっているし、外国語のテストでは面接試験が大きなウェイトを占める。ゆとり教育とか考える力を付ける教育とか言っても、肝心の入試が暗記中心じゃ意味ないっしょ。日本でも話題になっていた学習到達度調査でオーストラリアとニュージーランドが上位に入っていたのを見てやっぱりねって思ったもん。そんなわけで、俺から見ればアンチゆとり教育派もゆとり教育擁護派もくだらねぇ争いをしているなぁとしか思えない。


■国際アムネスティの創設者、ベネンソン氏が死去
 ちょっと古いニュースだけど、どうしても書いておきたかったことがあるので。実はオーストラリアにいた頃にアムネスティの事務所でボランティア・スタッフとして働いていたことがある。そこで知った様々な事実は今も俺の世界観・社会観に大きな影響を与えている。大手メディアでは決して扱われない世界各国の凄惨な状況。事務所にあった国別の人権侵害情報を整理した棚にはアフリカや南米の国と並んで「JAPAN」というラベルの貼られた棚があり、そこにはそこら辺の発展途上国よりも遙かに多くの人権侵害に関する資料が並んでいるという事実。地味な事務仕事が主だったけど、俺の人生には貴重な経験だった。